腰痛予防の体操として、よくいわれるのが、あおむけに寝た状態から、上半身を起こす通常の腹筋運動です。しかし、腰痛がある人にとっては、上体を起こすこともむずかしいはず。そこで、腰痛の人でも腰に負担をかけることなく簡単にできる筋力アップ法、膝伸ばしを紹介します。
膝伸ばしでは、太ももの前と、おしりの筋肉を中心に鍛えることができます。実は、太ももの前とおしりの筋肉は、腰痛をカバーするときに、大きな負担がかかり、特に疲れる部分です。ですから、腰が痛い人は腹筋だけでなく、この2ヵ所の筋肉を鍛えることも、とても重要なのです。
起床後すぐや就寝前、入浴直後は避け、無理なくやってください。かかりつけの医師がいる場合は、必ず相談してから行うようにしましょう。
(永山剛士)