腰痛がみるみる消える100のコツ~腰痛ドットコム

自分でできる腰痛の治療法公開

    「蒸しタオル」「使い捨てカイロ」で温熱療法

腰をあたためる温熱療法は、病院でも盛んに行われている腰痛の治療法の一つです。赤外線やホットパックのほか、最近では腰を深部からあたためる効果のあるマイクロウエーブ(極超短波)療法や超音波療法などが試みられています。こうした温熱療法を家庭でとり入れる際のコツは「乾熱」と「湿熱」をうまく使い分けることです。乾熱がカイロや電気アンカ、赤外線など、乾いた熱源であたためるのに対して、湿熱は文字どおり湿った熱を加えることで、蒸しタオルや入浴などがこれにあたります。入浴の例でもわかるように、湿熱は乾熱よりも患部を芯からあたためて、血行をよくする効果が期待できます。

筋肉疲労からくる腰痛はもちろん、椎間板ヘルニアや座骨神経痛なども、腰に蒸しタオルを当てて、湿熱であたためてやるのが効果的です。

ただし、注意しなければならないのは冷えを伴う腰痛で、湿熱は逆効果になりかねません。あたためたあと、蒸気が乾く際に気化熱を奪われ、かえって腰を冷やすことになるからです。夏場に冷房で腰が冷えて痛む場合などがその典型で、こうしたときは、使い捨てカイロを用いて、乾熱で腰をあたためるのが有効です。

(永井秋夫)


タオルを5~6枚、蒸し器で30分ほど蒸し、やけどをしない程度に冷まして、腰にのせる。湿りけが逃げないように、上からビニールふろしきなどでおおうのがコツ。ただし、冷えを伴う腰痛の場合には乾熱が適しているので、使い捨てカイロを用いること。

腰だけでなく、おなかや足のうらもあたためると、さらに治療効果が高まる。

おなかや足のうらの温熱刺激には、どんなタイプの腰痛の場合も、使い捨てカイロの乾熱が適している。
撮影/森安照 スタイリング/澁谷美穂 ヘア&メイク/日高伸好
モデル/神成あゆみ 嵜山孔美子  衣装協力/ROXY

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