腰痛がみるみる消える100のコツ~腰痛ドットコム

自分でできる腰痛の治療法公開

    土踏まずの「湧(ゆう)泉(せん)」は冷えを伴う腰痛のツボ

東洋医学では「腎は腰の腑」といい、「腎」は腰と関係の深い臓器であると考えています。中高年のかたが訴える慢性腰痛は、腰が冷えてだるい、重いといった症状をともないますが、東洋医学ではこれを「腎」の働きの衰えとしてとらえています。

「腎」は泌尿器系の働きだけではなく、ホルモン系や生殖器系などの働きも含み、津(しん)液(えき)(リンパ液、汗、胃液など体内の水分の総称)の調節をつかさどりますが、老化とともに「腎」の働きが弱まると、津液の流れが悪くなるため、足腰が冷え、腰が痛みやすくなるのです。

こうした腰痛を解消するには「腎(じん)経(けい)」という経絡(気の通り道)にあるツボを刺激して「腎」に元気をつけることが必要です。腎経は、足のうらにある「湧泉」というツボを始点とし、土踏まずの内へりを走って足の内側を上っていきます。慢性腰痛で悩んでいるかたは、湧泉をこぶしでトントンたたいたり、強く押しもむようにしてください。腎経の流れが改善され、痛みが軽くなるはずです。また、台所で立ち仕事をしているときなどに、土踏まずの内へりを反対の足のすねにこすりつけて刺激するのも、効果が期待できます。 

(永井治療院院長 永井秋夫)


土踏まずの内へりを、もう一方の足のすねに。

上下にこすりつけるようにして刺激する。

湧泉は、足の第2指と第3指の間から土踏まずのほうにまっすぐ引きおろした線が土踏まずに落ちるまぎわのところ、5指のつけ根のふくらみにある“人の字形”のシワの頂点より1cmほど土踏まず寄りにある。腎経は湧泉を始点とし、土踏まずの内へりへ走っている。
撮影/森安照 スタイリング/澁谷美穂 ヘア&メイク/日高伸好
モデル/神成あゆみ 嵜山孔美子  衣装協力/ROXY

病院/治療院の方へ

病院・治療院関係のサイトをご自身でご登録いただけます(会員登録が必要です)。

サイト登録はこちらから
ご注意腰痛は様々な要因でおこります。自己判断せず、必ず医師の診断を仰いでください。本サービスが提供した情報はご自分の責任においてご利用ください。
ご利用した結果、損害が発生したとしても当社は一切の責任を負いません。詳しくは利用規約をご覧ください。