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    骨粗鬆症

どのような病気か

骨粗鬆症は、骨がかすかすになってもろくなり、簡単に骨折をしてしまったり、背骨のもろくなった椎体が重みに耐えられずに、圧迫骨折をしてしまう病気です。骨折する場所は、大腿部(太もものつけ根)や腰部、手首、肩などが多くを占めています。高齢になると、足を持ち上げる大腿四頭筋という、太ももにある筋肉が弱くなるので、足をすべらせるように歩くようになります。そのため多少の段差でも転んでしまい、骨折をしてしまうケースが多いのです。高齢化社会を迎え、骨粗鬆症は大きな社会問題になっています。推定患者はおよそ1000万人以上とされており、骨折の主な原因は、骨粗鬆症であるといっても過言ではありません。

骨粗鬆症の原因は、高齢、カルシウム不足、運動不足、ビタミンD不足があげられます。とくに更年期をむかえた女性は、女性ホルモン(エストロゲン)が不足し、骨塩量(カルシウム)が減少します。そのため男性よりも発症率が高く、骨粗鬆症は女性の病気ともいえます。早い人では40代から始まり年齢が増すにつれて増加し、80代では3人に2人がこの病気にかかっているといわれています。

主な症状

圧迫骨折自体は自覚症状がないまま、急に腰や背中が痛むことがあります。動作を始めるときや、前かがみになると痛みが強くなります。そのほかに慢性的になると、背中が丸くなったり、身長が低くなり、背中や腰が痛みます。

家庭、病院での治療法

骨粗鬆症によって骨折をした場合は、骨折の治療とともに、骨粗鬆症の治療も行います。治療は、カルシウムの摂取、ビタミンD製剤の服用、カルシウムが骨からとけ出すのを防ぐカルシトニン注射やホルモン剤の服用です。ほかにも運動療法や食事療法も大切になります。しかし、骨粗鬆症になってからでは骨は元どおりに戻らないので、若いうちからカルシウムを蓄えることが重要です。そのためには、カルシウムやカルシウムの吸収を促進するビタミンDをふくむ食品を摂取したり、骨を丈夫にする適当な運動を行ったりします。喫煙やコーヒーの飲みすぎには気をつけましょう。また、若いころの無理なダイエットも、骨塩量を増やさなければならない時期にそれを怠ることになり、将来、骨粗鬆症になる引き金となる危険性があります。
(1)1日600㎎以上のカルシウムをとる
(2)1日2~3km歩く
(3)戸外に出て日光に当たる
というのが予防の三大原則です。これ以外にもビタミンDの摂取や、日ごろから転ばないように生活環境をととのえることも大切です。また、定期的に骨量検査をしましょう。骨量の検査は、保健所などで行う超音波法などがありますが、デキサ法(二重エネルギーX線吸収法)が骨量を調べるのに適しています。

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